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コラム「経営品質のすすめ」

第1回 プロローグ「経営品質のすすめ」

 ナレッジネットワーク がご提供するサービスには、ベースとなる重要な理念があります。それは、当社からの様々な問題解決のご支援を通じて「お客様が顧客と強い信頼関係を構築することによりダントツの業績を実現していただく」という理念です。

 つまり「当社がお客様の視点に立ち、お客様の問題解決のためのご支援を行なう」ことにより、「お客様自身が顧客から高く評価される」ことを目指すというものです。このように当社では、「当社の経営の品質を向上させる」ことにより「お客様の経営の品質を高める」ことを大切な価値観として活動を行っています。

 この「経営の品質」とは一体何でしょうか。これを「高める」ことでお客様の経営活動の何が変わるのでしょうか。そのためには何をどのように取組めば良いのでしょうか。

 このシリーズでは、経営品質の向上活動で企業が手にすることができるメリットをご理解いただき、当社が提供する種々のサービスにご賛同を頂くため、今回から10回シリーズで 「ナレッジネットワークが考える経営品質の向上の考え方」 をご紹介いたします。このセミナーの中では、経営品質の考え方はもちろん、経営品質と関連して、参考となる様々な考え方についてもコラムとして紹介をいたします。


 ここから第1回の本編です。

 当社がお客様に提供する各種サービスの理念を「経営の品質の向上」としたのには理由があります。それは、

1.地域密着・顧客密着性を強みとする企業の活動を、経営品質のコンセプトである顧客視点の活動によってさらに強化できること
2. 企業の重要な戦略である「選択と集中」を、経営全体をバランス良く見渡すことによって、的確に行うことができること
3. マネジメント活動の枠組みが大変具体的であり、形式的・大掛かりな仕掛が要らないため小規模な組織でも十分に取組めること

 このような理由から、機動性のある企業の特徴を生かした競争手段を築く上での強力な武器となると考えています。

 当社の経営品質の向上では「経営者の想い」を最も重要なものと考えます。この社長の「想い」から、自社が成長し将来「ありたい」と願う姿(ゴール・イメージ)を作り、活動を開始します。

 既存の問題解決手法(コンサル)の多くでは、過去から現在までに起きた事象や活動、数値データを分析して問題点を把握しますが、このような手法とは視点が全く逆方向であり、将来のありたい姿から現在を捉えるのです。このような経営を、経営品質では「価値前提にもとづいた経営」と呼んでいます。

 第2回では、このような経営品質向上活動の特徴について詳しくご紹介いたします。